退職代行サービス「モームリ」を運営する株式会社アルバトロスの代表取締役・谷本慎二氏が、2026年2月3日に警視庁によって逮捕されました。

弁護士法違反の疑いという衝撃的なニュースが、日本中を駆け巡りました。

私も最初このニュースを見たとき、正直驚きを隠せませんでした。

というのも、「モームリ」は累計4万件以上の退職代行実績を誇り、業界最大手として知られていたからです。

今回は谷本慎二モームリ社長の経歴と逮捕の理由や年収について見ていきましょう!

谷本慎二氏のプロフィール

1989年生まれで現在の年齢は?

谷本慎二氏は1989年2月1日生まれです。

逮捕時点で37歳という若さで、起業家としては非常にエネルギッシュな年代だと感じます。

私がこの年齢の経営者を見ると、その行動力と決断力には正直頭が下がる思いがします。

ただし、今回の事件を見ると、その若さゆえの「やりすぎ」があったのかもしれません。

岡山県高梁市での生い立ち

谷本氏の故郷は岡山県高梁市です。

ご本人も公式サイトで「岡山県のど田舎で生まれた」と表現されています。

地方で育った環境が、後の「働く人を助けたい」という思いに繋がったのではないかと考えられます。

小中高と岡山県内で過ごし、高校時代には硬式野球部に所属していたそうです。

野球で培ったチームワークや忍耐力が、後のビジネスの基礎になったという見方もできるでしょう。

谷本慎二氏の学歴と経歴を深掘り

出身大学は兵庫県の「神戸学院大学」

2007年4月、谷本氏は神戸学院大学に進学しました。

神戸学院大学は法学部や経営学部などを擁する総合大学として知られています。

在学中は一人暮らしをしながら、複数のアルバイトを経験されたそうです。

具体的には居酒屋、古本メディア買取り販売、レンタカー業などで働いていたと公式サイトに記載されています。

私はこの経歴を見たとき、学生時代から「働くこと」の現実を肌で感じていたのだろうと思いました。

接客業での経験が、後の退職代行という人間関係に深く関わるビジネスに活かされたのかもしれません。

大学卒業は2012年3月です。

高校時代は岡山県内の硬式野球部に所属

具体的な高校名は公表されていませんが、岡山県内の高校で硬式野球部に所属していたことが分かっています。

野球部での厳しい上下関係や、チーム内での役割分担の経験が、組織運営の基礎になったと考えられます。

ただし、後述する「パワハラ疑惑」を考えると、この時代の体育会系の雰囲気が影響したのではないかという指摘もあるかもしれません。

前職は東証一部上場企業の大手サービス業

2012年4月、谷本氏は大学卒業後に東証一部上場企業の大手接客・サービス業に入社しました。

ここから約10年間の会社員生活が始まります。

入社後の昇進は目覚ましいものがありました。

2013年には店長に昇格し、2015年には上席店長として複数店舗のマネジメントを担当。

2017年頃にはエリアマネージャーに就任し、首都圏を中心に新店舗の立ち上げ責任者として6店舗を経験したそうです。

私が特に興味深いと思ったのは、谷本氏が公式サイトで語っている会社員時代の葛藤です。

「どんなに良い企業であっても、納得いかないことや業態ゆえの辛さはありました」

「自分が正しいと思うことが出来ない辛さが苦しかった」

こうした思いが、退職代行という事業を始めるきっかけになったのだと理解できます。

2021年7月に約10年勤めた会社を退職されました。

株式会社アルバトロス設立と「退職代行モームリ」の軌跡

2022年に起業し事業を開始した背景

会社を退職した直後の2021年7月19日から、谷本氏はWordPressでアフィリエイトブログ『脱サラダメ男の奮闘ブログ』を開始しました。

Googleアドセンスに合格し、クローズドASP「レントラックス」にも登録されるなど、ウェブマーケティングの知識を着実に身につけていったようです。

そして2022年2月1日、谷本氏の誕生日に株式会社アルバトロスを設立。

「一人で会社を作った」と本人が語っているように、最初は完全に一人での起業だったそうです。

そして2022年3月15日、「退職代行モームリ」のサービスを開始しました。

私がこの流れを見て感じたのは、非常に計画的な起業だったということです。

会社員時代に感じた不満や葛藤を、ビジネスチャンスに変える嗅覚があったのだと思います。

SNSでの発信とメディア露出による急成長

モームリの急成長の背景には、SNSを活用した積極的な情報発信がありました。

谷本氏自身がSNSで退職に関する情報を発信し続け、若年層を中心に支持を集めました。

サービス開始から約3年で、相談件数は6万件以上、退職代行実績は4万件以上という驚異的な数字を達成しました。

最高で1日約250件の退職代行依頼を受けたこともあるという報道もあります(FUNGRY)。

料金設定は正社員・契約社員・派遣社員が2万2000円、アルバイト・パートが1万2000円と、業界内では標準的な価格帯でした。

YouTubeの人気番組「令和の虎」にも出演するなど、メディア露出も積極的に行っていました。

私はこのマーケティング戦略は非常に優れていたと思います。

ただし、その急成長が法的なグレーゾーンを生み出す要因になったのかもしれません。

谷本慎二代表の逮捕に関する報道と理由

警視庁による逮捕の容疑は「弁護士法違反(非弁行為)」

2026年2月3日、警視庁保安課は谷本慎二容疑者(37)と、妻で従業員の志織容疑者(31)を弁護士法違反(非弁行為)の疑いで逮捕しました。

逮捕容疑は、2024年7月から10月にかけて、弁護士資格がないにもかかわらず、報酬を得る目的で公務員や会社員の男女6人を弁護士に紹介した疑いです。

「非弁行為」というのは、弁護士でない者が報酬を目的として法律事務を取り扱うことを指します。

弁護士法第72条で明確に禁止されており、違反した場合は2年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられます。

私もこのニュースを見たとき、「退職代行って違法だったの?」と疑問に思いました。

しかし、実際には退職代行そのものが違法なのではなく、弁護士にしかできない「法律交渉」を紹介料目的で仲介していたことが問題だったのです。

報酬を得て依頼者を弁護士へ紹介した疑い(周旋)

警視庁の調べによると、谷本容疑者らは会社の「広告費」などの名目で、依頼者1人につき1万6500円を弁護士から受け取っていたとされています。

このスキームは非常に巧妙だったと言われています。

報道によると、アルバトロス社と法律事務所との間に「労働環境改善組合」という実体のない組織を介在させ、そこを通じて紹介料を受け取っていた疑いがあるということです(TBS NEWS DIG)。

一見すると「労働組合が団体交渉権を使って合法的に交渉している」という形を取りつつ、実際には弁護士への紹介料ビジネスを行っていたという指摘があります。

私はこの構造を知ったとき、法の抜け穴を狙った非常に計算されたビジネスモデルだと感じました。

ただし、それが法的に許されるかどうかは別問題です。

妻・志織容疑者との共謀や会社ぐるみの関与について

今回の逮捕では、谷本慎二容疑者だけでなく、妻の志織容疑者(31)も同時に逮捕されました。

報道によると、谷本氏が業務全般を仕切り、妻の志織氏は法律事務所との窓口役を務めていたということです。

取り調べに対し、2人は「弁護士法違反になるとは思っていなかった」と供述しているそうです(Yahoo!ニュース)。

ただし、元従業員の証言では、「谷本氏自身も違法だと分かっていながら社員に業務させていたと思います」という厳しい指摘もあるようです。

2025年10月には警視庁による家宅捜索が行われており、その後約3ヶ月の捜査を経ての逮捕となりました。

私が気になったのは、会社ぐるみで行われていたという点です。

組織的な関与があったとすれば、罪の重さも変わってくる可能性があると考えられます。

谷本慎二氏の年収や資産状況は?

累計4万件超の実績から推測される事業収益

モームリは累計4万件以上の退職代行を実施したと公表しています。

仮に平均単価を2万円として計算すると、退職代行だけで8億円規模の売上があったと推測されます。

さらに、弁護士への紹介で1件につき1万6500円を受け取っていたとすれば、その収入だけでも相当な額になると考えられます。

もちろん、ここから人件費や広告費などの経費が差し引かれますが、それでも相当な利益が残っていたのではないかという噂があります。

月100万円超の「億ション生活」と報じられた私生活

「デイリー新潮」などの報道によると、谷本氏は2025年夏に東京・港区の高級マンション(いわゆる「億ション」)に引っ越したと報じられています(デイリー新潮)。

月額賃料は100万円を超えるとも言われています。

一部の記事では、谷本氏の年収は1億円から1億5000万円程度と推定されているものもあります(LTV BLOG)。

私はこの情報を見たとき、成功者としての華やかな生活を送っていたのだなと感じました。

しかし同時に、そのお金がどこから来ていたのかを考えると、複雑な気持ちになります。

役員報酬やアフィリエイトブログによる収入の可能性

谷本氏の収入源として考えられるのは、主に以下の3つです。

  1. 株式会社アルバトロスからの役員報酬
  2. 退職代行モームリの事業収益
  3. アフィリエイトブログ『脱サラダメ男の奮闘ブログ』からの広告収入

特にアフィリエイトブログは、起業前から運営しており、Google検索順位1位を取得したキーワードもあったそうです。

私が思うに、複数の収入源を持つというのは経営者として賢明な戦略だったと言えます。

ただし、その収入の合法性が問われることになったのは皮肉な結果です。

運営会社アルバトロスを巡る内部告発とトラブル

元従業員が明かす「モームリ」の内情とパワハラ疑惑

実は今回の逮捕以前から、モームリには様々な問題が指摘されていました。

「週刊文春」などの報道によると、複数の元従業員が谷本慎二氏によるパワハラを告発していたそうです(Yahoo!ニュース)。

具体的には、女性社員に対して「貧乳だ」「いい尻だ」などのセクハラ発言が日常茶飯事だったという証言があります(PRESIDENT Online)。

また、内部告発をした元社員に対して、2200万円超の損害賠償を請求したという驚くべき報道もあります(COKI)。

私はこの情報を知ったとき、正直ショックを受けました。

「働く人を助ける」という理念を掲げながら、自社の従業員にはブラックな対応をしていたという矛盾です。

「モームリで働くことが『モームリ!(もう無理!)』になった」という元従業員の言葉が、その実態を物語っています(文春オンライン)。

労働組合「労働環境改善組合」を利用したスキームの信憑性

モームリは「労働環境改善組合」という労働組合と提携していると主張していました。

労働組合には「団体交渉権」があるため、労働者の代理として企業と交渉することが法的に認められています。

モームリはこのスキームを使って、「自社は単なる窓口で、実際の交渉は労働組合が行っているから合法」という立場を取っていました。

しかし、実態としては「労働環境改善組合」には実体がなく、単なるトンネル会社のような役割だったのではないかという疑惑があります。

一部の報道では、この組合の執行委員長がモームリ関係者だったという指摘もあります(Threads)。

私はこのスキームを知ったとき、法律の隙間を巧みについた仕組みだと感じました。

ただし、それが実質的に「非弁行為」に該当するかどうかは、今後の裁判で明らかになっていくでしょう。

まとめ

私がこの事件を通して感じたのは、ビジネスの成功と法令遵守のバランスの難しさです。

谷本氏は確かに優れた経営センスとマーケティング能力を持っていたと思います。

しかし、急成長を追い求めるあまり、法律の境界線を越えてしまったのではないかと考えられます。

今後の裁判で事実関係が明らかになっていくことでしょう。

退職代行サービス自体は、働く人にとって必要なサービスだと私は思います。

ただし、それを提供する側が法律を守り、倫理的に運営することが何よりも大切だということを、この事件は教えてくれているのではないでしょうか。